看護配置規準について

看護師の配置規準というものがあります、これは、ひとつの病院における
入院患者数に対する看護師の働いている割合をあらわすものです

15:1、13:1、10:1、7:1 という規準がありますが、この看護配置規準に
よって、病院が受け取る報酬が変わります

このうち、診療報酬改訂後は、7:1という看護配置規準がもっとも高く、
入院基本料が設定されいます、看護師が多くいる病院では、報酬も多くもらえる
わけです

このため、多くの病院が7:1看護配置規準を満たそうとしてきました、
7:1は、病院の経営面でも大きなメリットがありますが、経営面
だけではありません

病院へ勤務する看護師にとってもメリットがあります、それは、看護師の数が
多くなれば、それだけ、ゆとりのある体制が実現できます

無理な夜勤や、必要以上の残業も減らせる可能性が大きくなり、
看護師が働きやすい環境が実現でき、離職しない、定着しやすい職場になって
いきます、そのため、病院経営にとっても、看護師にとっても良い
環境といえるでしょう

しかしながら、この規準に関しては、一部の人気の病院へ看護師が
集中したと言われています、そのため、地方などの他の病院は、
この規準を満たすことが難しくなり、人気の病院とそうでないところに
2極化したといわれています

依然として、看護師不足の病院が多く存在しているといえるかもしれません
できれば、7:1体制をとっている職場へ勤務したいと
思うかもしれませんが、現実としては、勤務する地域などによっては、
すぐには見つからない可能性もあるといえるでしょう

ページトップへ